共通テスト(英語)

今までのセンター試験と2021年1月からの共通テストで何がどう変わる?
英語が一番変わります。

筆記試験から文法問題の一部や発音・アクセント問題が消えて、リスニングの配点が高くなりそう。リスニング問題の音声読み上げが今まで2回だったものが、1回だけしか読み上げられないことも検討中とのこと。

2020年1月までのセンター試験

出題形式 マーク式のみ+リスニングの読み上げは2回
出題内容 筆記試験は読解問題や文法‣語彙問題のほか、発音‣アクセントや整序問題など
試験時間 筆記80分、リスニング60分
配点 筆記200点、リスニング50点

2021年1月からの共通テスト

出題形式 マーク式のみ+リスニングの読み上げ1回or2回
出題内容 筆記試験から、発音・アクセント問題や語句整序問題が除かれるかもしれない
試験時間 筆記80分、リスニング60分
配点 筆記100点、リスニング100点

文法問題がなくなる?!

現行のセンター試験では、英語の試験問題の第1問は発音アクセント、第2問は文法や語法・語彙の問題、そして語句整序の問題などで構成されていました。共通テストでは、発音アクセント問題はリスニングや民間試験の活用でカバーできるとの考えから削除される方向で検討されているようです。また、文法問題もこれまでより少なくなって、出題形式も短答式の4択問題ではなく、文脈のなかで(文章を使って)文法の知識を問うような形式に変わりそうです。

配点はこんなに変わる!

配点は大幅に変わりそうです。従来のセンター試験の英語の配点が、筆記200点、リスニング50点だったのに対して、共通テストは、筆記100点、リスニング100点で配点を均等にして実施する予定。さらに、リスニングはこれまでのセンター試験より問題数が増えることもありえます。「英語の筆記で満点近く取ればいいから、リスニングは捨てる!」というような思い切った対策はできなくなるかもしれません。共通テストは受験生のリスニング対策に影響大です。ただ、点数の重みづけは共通テストを活用する大学に委ねるとしているので、もし、受験したい大学が筆記(読解)を重視するなら、筆記の配点100点を2倍にして200点扱いにする大学もきっとでてくるでしょう。

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